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2005年 10月 14日
デジカメを新調したいという母。 以前「値段に釣られ」あまり良くないカメラを掴まされたので 二の舞を踏んでは大変と私も同行することにしました。 まるで保護者の気分で。 川崎駅前で待ち合わせ、 まずはヨドバシカメラへ。 価格コムでスペックとネット最安値、クチコミなどは調べていったので 店頭では持った感じと実店舗販売価格をチェックするのみ。 現在、私がIXY50を使っていることもあり Canonを勧めていたので専ら目当てはCanonのIXY DIGITALシリーズ。 DIGITAL700も良いけどここまでの画素数は要らない&予算オーバーということもあり DIGITAL60にしておこうかなぁ~、なんて話がまとまりかけたところでレストランへ。 値段もチェックしたし冷静にパンフを見ながら再検討しなければ。 今日のお昼は匂いとショーケースの食品サンプルに釣られて「ラーメン」になりました。 お店でもカメラのパンフを広げ悩む母。 ダイビングで水中写真も撮る事があるので、 ハウジングが発売されているDIGITAL700も捨てがたい・・・などと言い出しているところです。 ラーメンを食べ終わる頃には本人も冷静さを取り戻したようで、 結局、スナップがちゃんと撮れれば用は足りるという結論からDIGITAL60になる模様。 もう一度家でじっくり考えてくるそうです。 母は今日、デジカメを見るためだけにこんなところへ来たわけではなく、 母校の大学が主催している社会人のための公開講義に出席するのがそもそもの目的。 今受けている講義は「浮世絵」に関するもだそうで、 この後その開催場所であるみなとみらいへ向かうのです。 食後、その母が「あ、そうだった」と取り出したのが一枚のチケット。 「私行く時間ないのよ、アンタ行く?」と私に差し出されたそれは 先の講義で講師の方から貰ったという浮世絵展のもので、なんと明後日が最終日。 勿体無いし、今日はこの後用事もなかったので、 母と別れた後、棚ボタで頂いたチケット片手に川崎市民ミュージアムまで向かいました。 川崎駅前のバスロータリーからバスに揺られること45分。(長っ!) 終点の「市民ミュージアム前」に到着。 隣接するグラウンドに響くサッカー少年たちの賑やかな声とは対照的に、 建物の中は人の話し声が殆どしないひっそりした雰囲気。 受付でチケットをもぎられ、展示室に向かうと結構な人手でした。 見ている方々は90%が高齢者の方々。 30~50代の方が9%、20代は1%といったところ。 浮世絵の創生期のものから、錦絵の初期のもの、全盛のもの、 そしてその後明治へといった風に時代の流れに即しての展示をしているので グルっと見比べるとはっきり違いが分かり大変興味深かったです。 それに所謂「名作」と呼ばれているものが多数展示してあったのも良し。 誰もが知っている「歌川広重」の代々の作品が全展示物の1/4程もあり やはりそれが一番の圧巻。 ネットや写真で見るのと、 目の前10cm程の近い距離からじっくり絵を観察するのでは全然違いますね。 驚くべきはここに展示されていた作品が全て 斎藤文夫さんという方の個人のコレクションであるということ。 すごいなぁ。 ということで、ひょんな事からお得に芸術の秋を楽しめた午後となりました。 1時間半ほど浮世絵を見たあとは、またバスに乗って川崎駅まで。 駅に着く頃には17時を回っていましたが、 最初から予定していたインテリアショップでの買い物を済ませて外に出ると なんだかものすごい人垣が・・・。 民主党の演説をしていたのですが、よく見ると前党首の岡田克也氏が! どうりでね~、と思いながらその人垣に近づいてみたのですが 演説してらっしゃるのはその他に2名いたうちの1人の女性候補。 岡田さんの演説はまだのようで、待っている時間もないのでそのまま通り過ぎましたが その時チラッと見えたSPの人数の多さにものすごく驚きました。 一体何人いるの?とざっと数えてみたら、その数30人以上。 私が高校生の頃、卒業生である河野洋平元自民党総裁が公演に来た事があり その時初めて本物のSPという人たちを間近で見ましたが、 やっぱり何時見ても眼光鋭い、異様な雰囲気を放っていますね。 そうそう岡田さん、やっぱりジャケット脱いでシャツの袖まくっていましたよ。
by saijiki
| 2005-10-14 23:20
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