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2008年 09月 21日
1ヶ月前のこと。 知り合いから展覧会のチケットを譲っていただきました。 まだ「灼熱」だった8月下旬。 汗だくになりながら登ってきた坂の上のプリンスホテルに一歩入ると 生き返るような心地よい冷風がそよそよと吹いていました。 もうちょっとで展示が終わってしまうという日の昼下がり、 入り口のお姉さんにチケットを渡して中に入ったら なんとその時のお客さんは私だけ。 外の物販ブースにはわんさと人が居たので たまたま「エアーポケット」だったみたい。 とにかく展示会場独り占めで、ゆ~っくり「ロバート・サブダ展」を眺めてきました。 ここ、面白いのは写真を撮ってもいいという点。 係りの人に確認すると「どうぞどうぞ、お好きなだけ」と返ってきましたよ。 入り口近くにはサブダさんのオフィスを再現した一角が。 こうやってトレースした下書きを元に ラフスケッチならぬラフ模型を作っていくんだそうな。 そして、また別の一角には 「仕掛け絵本の歴史」というコーナー。 年代モノの仕掛け絵本がずらっと並んで、その編成を追うことが出来るんですが 中でも一番目に付いたのがこの犬のヤツ。 ・・・どう見ても、人面犬です。 あれは丁度中学受験の頃だったなあ~、懐かしいな。 なんて子供の頃の思い出に危うく浸りそうですけど、 実際子供の時にこの絵見せられてたらトラウマになりそうですよ。 こんな顎のがっちりした二重でマユゲで、ヒゲの剃り残しまである犬なんて・・・。キモチワルイ。 気を取り直して別のコーナーに行くと、 長い蛇腹状の仕掛け絵本(というか箱)。 中は細かく作ってあるし遠近感あるしで、ずっと見てても飽きません。 そしてやっとサブダさんのコーナー。 有名なものを抜粋して巨大化させた模型が設置してあり、 作っている最中の話やら、その絵本の話やらを解説してくれます。 ボタンを押すと広がる本から出てきたのはアリス。 このトランプの立体感、巨大な模型で見ると改めて凄いと思う。 この鮫もね。 こちらのクリスマスシリーズは初めて見たのだけど こういうシンプルなのも素敵ですね。 ひとつひとつゆっくり見て周っていたら、途中に体験コーナーを発見。 覗いてみると子供とそのお母さん数名が サブダ作品に限らず集められた大量の仕掛け絵本を熱心に読んでます。 中には「それ、りかちゃんハウスじゃないの?」と思うような 本とは呼びにくいものまであって、珍しくて凄く面白い。 私も椅子に腰掛け、子供の読み終わったものを順番に眺めました。 その最中、とっても気になる一冊を発見。 「スターウォーズ」。こんなのあるんだ。 さっそく開くと「すごっ!」と思わず声を出しました。 名前わかんないけど、戦艦がやたらと立体的に飛び出してくるし、 ダースベーダーのマスクの下にはアナキンの顔がちゃんとあるしで、 「うわ~」「面白い!」「へぇ~」と小さく声だしまくり、カメラ撮りまくり。 周りの子供も「え?なにそれ」と興味持ち始め、 明らかに私がこの本手放すのを待ってるようですが、いや渡さない。 色んな仕掛けをパタパタやって、じっくり解説読んで遊んでやりました。 で、一番びっくりしたのが ライトセーバー、光る! 暫くすると消える!省エネ!欲しい~!! この時点でたまらず背表紙の定価チェック。 定価約¥4,000。意外と安い。買える。買っちゃうか? そんな強い衝動に駆られながらシャッター押してたんですよ。 ちなみに、どんなものなのか気になった方は コチラから動画が見られます。(音注意) さらに私同様物欲が沸いてしまった方は amazonから買えるのでどうぞ。 「カートに入れる」だけでも押すと衝動が静まるかもしれません。 その先は責任持ちませんが。 アリスや鮫も見たけれど、 何故か人面犬と光るライトセーバーがやたらと印象深いサブダ展でした。
by saijiki
| 2008-09-21 23:37
| おでかけの話
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