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2008年 02月 13日
雪が降ろうかという、寒い寒い夜。 炭火を囲んで、皆でひとつの鍋をつつきました。 (今回も、相当長いですよ。) どなたがこの店のこと、こんな風に書いていました。 「次に震災が来たら、間違いなくなくなる店だ」と。 確かに。 そのお店は「鳥榮」。 地震が起こる前にここに来られて良かった。 名前を告げて通されたのは、2階のお座敷。 改装後間もないらしく、味わいを残しながらもとても綺麗な印象を受けます。 人数がだいたい揃ったところで おもむろに鍋を炭火に乗せ、 ガラスープに味醂を加えてなみなみと注ぎ、 煮立つまでしばし待機。 その間、ビールや烏龍茶で乾杯。 テーブルというか座卓の上は炭火の熱で熱くなるので、 コップや食器は全て床に置くようになっています。 程なくして、主役の軍鶏肉とネギ、豆腐が登場。 これで6人前。 お店の方もおっしゃっていましたが、 それ程量は多くはないのです。 手前に並んでいるのはモツなど。 頃合を見計らって、女将さんが具材を投入してくれます。 整然と並べ、 「両面が白く変わったら食べごろですよ」という女将さんの説明のとおりに 色が変化するのをじ~っと待ちます。 最初こそ手を伸ばすのを皆躊躇していましたが、本当に最初だけ。 一口食べて、「美味い!!」となった後は 美味しいのと、食べごろを見極めるのが面白く どんどん箸が進みました。 軍鶏肉とネギとお豆腐。 それをガラスープで煮て、大根おろしとお醤油で頂く。 たったそれだけなのに、非常に美味しいのです。 とにかくお肉が柔らかく、軍鶏肉そのものの旨さをしっかり感じることが出来ます。 ネギも甘いし、更には大根おろしも秀逸。 「大根おろしってこんなに美味しかったっけ?」と思うほど。 素材そのものの旨さを楽しむ鍋なのだと、改めて感じました。 お座敷に通されて間もなくした頃から 階下の厨房からトントントントンという軽妙な音が聞こえてきていました。 その音がお肉をたたいている包丁の音だとは直ぐにわかったので どんなものが来るのか期待していると、 こういうものが登場。 正直、びっくりしました。 どれだけたたけば、こんなに滑らかな生地になるのでしょうか。 まさに職人技。 運ばれてはきたけれど つくねの出番はもうちょっと先なのでおいといて、 3人前を追加したお肉も堪能しつつ、全員で熱燗をいただきました。 このお鍋、熱燗がとても恋しくなります。 私を含め下戸が半分いたのに、お猪口に少しずつ飲んでしまったほど。 美味しかった~。 お肉やネギなどの後は、この入れ物の出番。 予め、お塩が入れられています。 何をするかというと、軍鶏肉を煮て、更にダシが増量されたガラスープを頂くのです。 コクのある、やさしいけれどしっかりした味。 これは鍋が美味しいはずだわ、と納得です。 そして、いよいよつくねの出番。 一掬いずつスープに落として、 じっくりゆっくり煮えるのを待ちます。 この頃になると、炭を足しにきてくれました。 つくねの食べごろは?と伺うと、 「半生、というか、中心にやっと火が通ったくらいが良いですよ」とのこと。 外側からそれをどうやって見極めるのか難しかったのですが、 色が変わって、なんとなくふっくらしてきた頃に皆で「試食」。 ふわっふわの食感。 この柔らかさと肉汁の甘さ、病み付きになりそうです。 最初は女将さんの言う「半生」がよく分からなかったのですが、 またまた3人前追加して食べなれてきたこともあり、 「あ!これだっ!」と後半はきちんと見極められるようになってきました。 半生、凄いよ、美味しくて。 皆でこうやって作業するのも、鍋の醍醐味です。 締めはごはん。 ここでも食べ方を教わります。 ・塩を少し振り、ガラスープをかけて ・残った大根おろし(&お醤油)とガラスープをかけて どちらも美味しいとの事で、もちろん両方試しました。 本当にシンプル極まりないものですが、 「大満足」の一言につきる美味しさです。 軍鶏肉はもちろん、ガラスープも、ネギも、大根おろしも、つくねも、最後の茶漬けも。 自宅でやっても真似できないでしょうね。 素材の旨さと職人技とこのお店の雰囲気のなせる業だと思います。 シンプルって凄い。 この味を知れて良かった! このお店の予約が取れて良かった! この季節にこの鍋が食べられて良かった! 次の冬もまた来たいお店です。
by saijiki
| 2008-02-13 23:47
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